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壁掛けテレビの配線を壁裏に隠す方法|新築・既存・賃貸の3パターンを解説

なな壁掛けテレビにしたのに配線がだらっと垂れて、せっかくのリビングが台無し…どうやって壁裏に隠せばいいの?
この記事では、壁掛けテレビの配線を壁裏に隠す方法と費用相場について解説します。
壁掛けテレビは見た目こそスタイリッシュですが、配線処理を誤ると一気に印象が崩れてしまいます。
業者に依頼する場合の費用は、住宅の構造や配線本数によって幅があり、シンプルな設置から本格的な隠蔽工事まで条件で大きく変わります。
新築・既存住宅・賃貸の3つの状況別に整理しているので、ご自宅にあった方法がきっと見つかります。
失敗しがちなポイントもあわせて解説するので、最後までチェックしてみてくださいね。
壁裏配線が難しい場合でも、配線カバーや壁掛けテレビ用の金具を使えば、見た目をすっきり整えやすくなります。まずは自宅の壁やテレビサイズに合う商品を確認してみてください。
壁掛けテレビの配線を壁裏に通す3つの基本パターン


壁裏配線と一口にいっても、住宅の状況によって取れる方法は3パターンに分かれます。
自宅がどのパターンに当てはまるかをイメージしながら、順番に見ていきましょう。
新築・リフォーム時の空配管方式って実際どんな仕組み?
新築やリフォームのタイミングでは、壁の中に空配管と呼ばれる空のパイプを仕込んでおく方法が主流です。
空配管とは、壁や床にあらかじめ通しておく、何も入っていない配管のことを指します。
あとからHDMIケーブルやアンテナケーブルなどを通しやすく、機器の追加や交換にも対応しやすい仕組みです。
なお、テレビ用コンセントの増設や移設が必要な場合は、電気工事士の資格を持つ業者へ依頼しましょう。
家を建てる前であれば、施工会社にテレビ位置と周辺機器の構成を伝えるだけで、壁の中に経路を作ってもらえます。
「最初から配線が見えない家づくりをしたい」と考える方には、この空配管方式がとてもスマートな選択肢になります。
既存住宅でも採用できる内部隠蔽配線とは
すでに住んでいる家でも、壁を一部開口することで配線を壁裏に通すことができます。
これが内部隠蔽配線と呼ばれる工事で、テレビの裏側とコンセント周辺の壁に穴を開け、その間を壁内で配線します。
テレビに隠れる位置に穴を開けるため、設置後はほぼ目立たない仕上がりになるのが特徴です。
ただし石膏ボードの壁に限られる方法で、コンクリート壁では別の工法を検討する必要があります。
既存住宅でリビングを一新したい方には、現実的でコストも比較的抑えやすい選択肢といえます。
ふかし壁を新設して配線を通す方法
既存の壁の前にもう一枚壁を作り、その隙間に配線を通すのがふかし壁と呼ばれる方法です。
コンクリート壁や下地補強が難しい壁でも採用でき、配線スペースを十分に確保できるメリットがあります。
テレビの重量を支える下地もしっかり入れられるので、大型テレビの設置にも安心して対応できる工法です。
一方で、部屋が数センチ狭くなることや、リフォーム規模が大きくなる点は事前に把握しておきましょう。



家の構造によって取れる方法が変わるので、まずは自宅の壁が石膏ボードかコンクリートかを確認するのが第一歩ですよ。
壁掛けテレビをきれいに仕上げるには、配線だけでなく金具選びも大切です。テレビのサイズ・重量・壁の下地に合った金具を選びましょう。
壁裏配線の代表的な工事方法を詳しく解説


ここからは、それぞれの工事方法を具体的にイメージできるよう手順や仕組みを掘り下げていきます。
工事内容の違いを知っておくと、業者との打ち合わせもスムーズに進みます。
空配管と通線カバーを使う方法のメリット
空配管方式の大きな魅力は、住んでからでも配線の入れ替えができる柔軟性にあります。
新しいゲーム機やレコーダーを追加したい時も、配管に通すだけで対応できるため、買い替えサイクルに強い仕様といえます。
壁側の入り口には通線カバーという化粧プレートを取り付けるので、見た目もすっきり仕上がります。
注文住宅で配線計画を立てる場合、空配管の設置は将来の暮らしやすさにも直結する大切な工程です。
内部隠蔽で壁を開口して配線を落とす流れ
内部隠蔽配線では、まずテレビ裏の見えない位置と、その真下のコンセント付近に2つの穴を開けます。
上の開口部から壁裏に向かって配線を入れ、重力で下まで落としていく流れになります。
下の開口部から出てきた配線を引き出し、コンセントやアンテナ端子に接続して工事が完了します。
作業時間は壁の構造や配線本数によって変わるため、事前の現地確認で目安を聞いておくと安心です。
壁の下地や配線経路を避けながら進める必要があるため、業者の経験値が仕上がりに直結します。
テレビにすべて隠れる位置に開口するので、設置後に穴が見えてしまう心配はほとんどありません。
コンクリート壁の場合の配線処理の考え方
マンションのコンクリート壁では、壁の中に配線を通すスペースがそもそも存在しません。
そのため壁裏配線を実現するには、コンクリート面の前に下地を組んでふかし壁を作る方法が一般的になります。
ふかし壁を新設すれば配線スペースと補強下地を同時に確保できるため、配線処理と耐荷重の課題をまとめて解決できます。
RC造での隠蔽工事は通常の壁よりも費用が高くなる傾向があるため、見積もりは複数の業者から取り寄せて比較するのがおすすめです。



壁の種類で工法がガラッと変わるんですね…うちは木造の戸建てだから内部隠蔽が現実的かも。
賃貸でも壁裏に配線を隠せるDIYアイデア


賃貸住宅でも工夫しだいで、壁裏に近い配線処理を実現することができます。
原状回復のしやすさを保ちつつ、見た目の満足度を高めるアイデアを紹介します。
ラブリコやディアウォールで擬似的な壁を作る方法
ラブリコとディアウォールは、ツーバイフォー材を天井と床で突っ張って柱を立てるDIYパーツです。
壁に穴を開けずに柱を立てられるため、賃貸でも壁掛けテレビが設置できる便利な仕組みになっています。
柱2本に化粧板を貼り付けると、その背面に配線スペースが生まれ、コードを完全に隠せます。
材料費はツーバイフォー材2本とラブリコで数千円から1万円台に収まることが多く、コスト面でも導入しやすい方法です。
自作ふかし壁の裏に配線を通す手順
ラブリコで立てた柱に化粧板やシナベニアを貼ると、簡易的なふかし壁が完成します。
テレビ取り付け金具の位置に合わせて板に穴を開け、配線を裏側に通せば壁掛け状態でも配線が見えなくなります。
板の下側を開口できる構造にしておくと、ゲーム機の追加や配線の入れ替えが楽になるのもポイントです。
板の色や質感を選べばインテリアの一部としても活用でき、テレビが部屋のアクセントに変わります。
賃貸DIYで気をつけたい原状回復のポイント
賃貸でDIYする時にとくに避けたいのが、退去時の原状回復トラブルです。
壁に直接穴を開けると、ビス穴の修繕費を退去時に請求される可能性があります。
ラブリコや突っ張り式の柱を採用すれば、壁面への影響を抑えやすく、原状回復もしやすくなります。
気になる場合は、入居前に管理会社へDIYの可否を確認しておくとトラブル防止につながります。



ラブリコDIYは原状回復しやすく、賃貸でも壁裏配線の雰囲気を再現できる現実的な選択肢ですよ。
賃貸で壁に穴を開けにくい場合は、突っ張り式の柱や配線カバーを使う方法もあります。原状回復のしやすさを重視するなら、壁を傷つけにくいDIY用品から検討すると安心です。
ラブリコのような突っ張り式パーツは、賃貸でも柱を立てやすい便利なDIY用品です。ただし、テレビを直接固定する場合は、テレビの重量・金具の耐荷重・設置面の強度を必ず確認してください。
壁裏配線にかかる費用相場


気になる費用感を、新築・既存住宅・追加オプションの3軸で整理します。
同じ工事でも条件によって金額は大きく変わるため、相場感を掴んでおきましょう。
| 影響する要素 | 費用への影響 |
| 住宅の構造 | 木造・RC造・GL工法で変動 |
|---|---|
| 配線本数 | 本数が増えるほど上がる |
| 下地補強の有無 | 大型テレビは追加費用 |
| コンセント増設 | 電気工事士の作業が必要 |
| 新築か後付けか | 新築時のほうが抑えやすい |
新築・リフォーム時の隠蔽配線の費用目安
新築時に空配管を仕込んでもらう場合、壁の仕上げ工事の前に配管を入れる作業なので職人さんの手間が比較的かかりにくい工程です。
そのため、後から壁を開口して工事する場合に比べて、追加費用を抑えやすい傾向があります。
設計の打ち合わせ段階で「テレビの位置にこのケーブルを通したい」と伝えるだけで、ハウスメーカー側が必要な配管を計画してくれます。
新築のタイミングは費用面でも有利になるため、計画段階でぜひ相談しておきたいポイントです。
既存住宅で後から壁裏配線する場合の費用
既存住宅で内部隠蔽配線を依頼すると、配線本数や距離によって費用が変動します。
一般的な石膏ボード壁で1〜2本の配線を通す工事と、テレビ設置をセットで依頼するケースが多く見られます。
業者によって価格設定の幅が大きいので、複数社の見積もりを比較するのが賢明です。
コンセント増設や下地補強の追加費用
テレビ位置にコンセントが無い場合は、新たに増設する必要があり追加費用が発生します。
コンセント増設は電気工事士の作業が必要となり、配線ルートや既存盤からの距離によって費用が変わります。
大型テレビを設置する場合は壁の補強も必要となり、こちらも別途費用が発生する項目です。
これらのオプションを合わせると、テレビ設置全体でまとまった費用になることも珍しくありません。



同じ壁裏配線でも条件で5万近く差が出るんですね。見積もりはやっぱり複数社で比べないと損しそう。
コンセントの増設や移設が必要な場合は、無資格で作業せず、電気工事士の資格を持つ業者へ相談しましょう。
DIYと業者依頼の判断ポイント


壁裏配線を自分でやるか業者に頼むか、迷う方のために判断基準を3つの軸で整理しました。
3つの軸を組み合わせて考えると、自分に合った進め方が見えてきます。
テレビサイズと重量で考える判断軸
比較的小さめで軽量のテレビなら、DIYでの設置と配線処理に挑戦するハードルは下がります。
一方で大型のテレビは重量も増し、落下のリスクが現実的になってきます。
大型テレビは下地補強と確実な固定が安全性を左右するため、プロに任せたほうが安心できます。
家族の安全を考えると、サイズが大きくなるほど業者依頼の優先度を上げていくのが基本的な考え方です。
壁の素材と構造で考える判断軸
石膏ボードに間柱が入った木造住宅の壁なら、DIYでも比較的取り組みやすい構造です。
ただし、間柱の位置を見つけて正確に固定するには下地センサーや経験が必要になります。
コンクリート壁やGL工法の壁は、専用工具と知識が必要で、DIYには適さない構造です。
壁の素材が分からない、または特殊な工法の場合は、最初から業者に相談するのが安全な選択になります。
予算とスキルで考える判断軸
予算を1万〜3万円程度で抑えたい場合、DIYでラブリコや配線カバーを活用するのが現実的です。
5万円以上の予算を確保できるなら、業者にフル施工を依頼して仕上がりの美しさを優先する選択肢が広がります。
過去にDIYで棚や家具を組んだ経験があるかどうかも、判断の重要な手がかりになります。
初めての場合は無理せず業者へ依頼し、経験値を積んでから次のDIYに挑戦するのも一つの方法です。



サイズ・壁・予算の3つを総合して判断するのがコツです。1つでも不安があれば業者依頼が無難ですよ。
壁裏配線でやりがちな失敗とその対策


DIYで挑戦する方が陥りやすい失敗パターンを、対策とセットで紹介します。
事前に知っておくだけで防げる失敗ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
間柱の位置を見誤って金具が外れるケース
木造住宅の間柱は、一般的に45cm前後の間隔で入っているケースが多いとされています。
ただし住宅ごとに構造は異なるため、下地センサーや図面で実際の位置を確認することが大切です。
間柱を外したまま石膏ボードだけにビスを打つと、テレビの重みで金具が抜け落ちる事故につながります。
下地センサーを使って柱の位置を正確に把握し、しっかり柱の中心にビスを打つことが安全確保の基本です。
図面が残っている場合は、施工時の構造図と照らし合わせるとさらに確実な位置決めができます。
電気工事士の資格が必要な作業を見落とすケース
コンセントの増設や移設は、法律で電気工事士の資格者しか行えないと定められています。
無資格でこれらの作業を行うと、漏電や火災のリスクが上がるだけでなく法令違反にもなってしまいます。
「ちょっとした増設だから」と自己判断せず、コンセント周りの作業はかならず有資格者に依頼するのが鉄則です。
業者選びの際は、第二種電気工事士の資格者が在籍しているかを確認しておくと安心です。
コンセント位置とテレビの距離計算ミス
テレビ位置から既存コンセントまでの距離が遠いと、壁裏でも配線ルートが取りづらくなります。
事前にメジャーで距離を測り、配線が垂直に下ろせるかを忘れずに確認しておきましょう。
水平方向に長く配線を通す必要がある場合、間柱を貫通する追加工事が発生して費用がかさみます。
新築計画段階なら、テレビ位置の真裏か真下にコンセントを設けるのが合理的な配置です。



下地・資格・距離の3点は失敗が多いので、作業前のチェックリストに入れておきましょう。
壁掛けテレビ配線の壁裏処理に関するよくある質問


記事を読んだあとに浮かびやすい疑問を、Q&A形式でまとめました。
壁裏配線は自分で施工できますか?
HDMIケーブルやアンテナケーブルなど信号系の通線はDIYで対応できる場合もありますが、コンセントの増設や移設は電気工事士の資格者しか行えません。詳しくはDIYと業者依頼の判断ポイントを参考にしてください。
工事にかかる時間の目安は?
作業時間は壁の構造・配線本数・テレビサイズで大きく変わるため、業者へ現地確認時に目安を聞いておくのが確実です。費用も同じ条件で変動するので、費用相場のセクションとあわせて確認しておきましょう。
既存のマンションでも壁裏配線はできますか?
石膏ボードの間仕切り壁であれば内部隠蔽配線が可能です。コンクリート壁の場合はふかし壁を新設する方法が現実的で、詳しくはコンクリート壁の場合の配線処理を参照してください。
壁内配線と空配管の違いは何ですか?
壁内配線はケーブルを直接壁の中に通す方式で、空配管はあらかじめパイプを通しておき後からケーブルを差し込める方式です。後者のほうが将来の入れ替えに強く、空配管の解説で詳しく取り上げています。
賃貸でも本格的な壁裏配線は可能ですか?
管理会社の許可なしに壁を開口することはできません。ラブリコなどで擬似ふかし壁を作るDIYが現実的な選択肢で、賃貸でも壁裏に配線を隠せるDIYアイデアで具体的な手順を紹介しています。
まとめ:壁掛けテレビの配線を壁裏に通せば見た目は大きく変わる


壁掛けテレビの配線を壁裏に隠す方法は、住宅の状況によって合った選択肢が変わります。
新築なら空配管、既存住宅なら内部隠蔽配線かふかし壁、賃貸ならラブリコDIYが現実的な選択肢になります。
業者に依頼する場合は、複数社から見積もりを取り、施工内容と費用の内訳をしっかり比較するのが後悔しないコツです。
DIYで挑戦する場合も、下地センサーや適切な工具を揃え、安全第一で進めましょう。
配線処理が美しく決まれば、壁掛けテレビ本来の魅力が引き立ち、リビング全体の雰囲気もぐっと洗練されます。



自宅の状況にあった方法を選んで、ぜひ理想のリビングを実現してくださいね。
壁裏配線が難しい場合でも、配線カバー・壁掛け金具・DIY用パーツを組み合わせれば、見た目をすっきり整えやすくなります。自宅の壁やテレビサイズに合うものを選んでみてください。
※大型テレビを取り付ける場合や、壁・天井の強度に不安がある場合は、無理にDIYせず専門業者へ相談するのが安心です。
